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富山県内の地下水

富山県内の地下水

富山県内には、黒部扇状地、富山扇状地、庄川扇状地など多くの扇状地が存在します。これらの扇状地には地下水が豊富であり、1日に数mも地下水が流れている地域も存在しています(水谷・小田, 1983;Iwatake et al., 2015)。

これは、3,000m級の立山連峰に降った降雪・降雨が、急峻な河川を流れて短期間で富山湾へ流入していますが、多くは地下へ浸透し、豊富な地下水層を形成しています。

図2.1 富山県内の河川の海岸までの距離と標高
(富山県資料に追記)

一方、富山県では、冬季に道路の融雪のために地下水を散水しており、地下水利用和割合の約20%を占め、急激な揚水が地下水面(水位)低下を発生させ、地盤沈下や海岸付近の地下水の塩水化の問題となっています。(図2.2)このことからも、Geo-HPを使用した無散水消雪の普及が期待されています。

図2.2 富山県内の河川の海岸までの距離と標高
(富山県資料に追記)

富山県内の地下水の水質は、流れが速いことからあまり岩石と反応していないため、溶存化学成分量が少ないことが特徴で、Ca²+-HCO₃-型の地下水です。

富山県の気温は、夏季は約30℃、冬季は約0℃で、地下水は年間を通じて約15℃で一定です(図2.3)。このことから、夏季と冬季での気温と地下水との温度差は約15℃で、この温度差を利用して、熱利用ができます。

図2.3 富山県の最高気温と最低気温、降水量
(気象庁2015年データより作成)